防災の疑似体験施設のご紹介と防災関連知識 | 薬剤師トピックス

地球温暖化や異常気象の影響もあるのか、ゲリラ豪雨、線状降水帯といった昔なら聞きなれなかった言葉も出てきています。

また日本は、地震や台風といった災害に注意をしなければいけません。

そこで、防災の日ということもあり、防災に関連して、防災関連の疑似体験ができる施設、ちょっとした防災関連知識について簡単にご紹介しようと思います。

災害時はラジオで情報収集

被災した場合は、小さな情報が命綱になることもあり、情報は非常に大切なものになってきます。

ネット時代と言われていますが、より正確な情報を得るためには、やはりラジオは欠かせません。

特に、電気が通っていないような場所では、ラジオが役に立ちます。

ラジオの場合、地元の放送局が綿密な取材に基づいて随時放送していることが多いので、こういったきめ細かな情報を得るのに役立ちますし、場合によっては音楽や落語を聞くなどして気分転換を図ることもできます。

防災ということを考えた場合、ラジオは太陽電池のものや、ハンドルを回すだけで発電できるものがオススメです。

情報といえば、SNS、特にtwitterの情報がありますが、デマに惑わされないように注意が必要です。

twitterは情報発信手段として威力を発揮するのですが、デマや間違った情報も流れてしまいますので注意が必要です。

災害時に大活躍、汎用性が高いビニール袋

ビニール袋を用意しておくと、汎用性が高く非常に便利です。

例えば、そのまま水を入れれば、水を持ち運ぶことができます。

また、スーパーやコンビニなどでもらう白いレジ袋は、膨らませて、懐中電灯の照明部分に上からかぶせ、口を輪ゴムで止めれば、光が拡散するので、ランタンのようになります。

大きなビニール袋は、頭と両腕が入るように3カ所に穴をあけ、それを頭からかぶれば、即席の防寒対策になります。さらに上着を切れば、風を通さずに保温効果を高めることができます。

優先するべきは何か

優先するべきは、やはり水と食料になります。

避難所で不足しがちなのは、まずは水と食料になります。

水は、1人1日2Lが目安になります。

非常食は、電気やガスが止まってしまう状況も考え、水さえあれば食べられるものが便利です。

冬場になってくると、寒さがこたえますので、防寒対策も必要になってきます。

ゴミ袋や新聞紙を衣類にすることで、ある程度は寒さをしのぐこともできます。
もし、タオルがあれば、タオルを首に巻くだけでも保温効果があります。

防災体験をしてみたい

全国には、レジャー感覚で楽しく防災体験ができる施設があります。
無料で体験できる防災体験施設の中から、地域で代表的なものをピックアップしてみました。
ここであげたもの以外にも、各地、防災センターがありますので調べてみてください。

【北海道・東北地方】
札幌市民防災センター : http://www.city.sapporo.jp/shobo/tenji/gaiyou/
地震体験コーナー、消火体験コーナー、暴風体験コーナー、煙避難体験コーナーなどの模擬体験ができ、災害時の行動を学ぶことができます。

気仙沼・本吉広域防災センター : http://www.km-fire.jp/images/bousaicenterinfo.pdf
地震体験、煙体験、消火等の体験ができ、展示で防災行動力や防災知識の向上を図ることができます。

【関東甲信越地方】
防災体験学習施設 そなエリア東京 : http://www.tokyorinkai-koen.jp/sonaarea/
東京臨海広域防災公園に併設された施設で、東京直下地震を想定し、72時間の製造ン力が身につく体験学習ツアーなどがあります

気象庁・気象科学館 : https://www.jma.go.jp/jma/kishou/intro/kagakukan/exhibition.htm
気象や地震観測、津波などについて学習することができます。緊急地震速報のしくみや、速報を見聞きした時の行動、気象現象の知識などを身につけることができます。

神奈川県総合防災センター : https://1000enpark.com/park/00007/
地震体験コーナー、風水害体験コーナー、消火体験コーナー、煙避難体験コーナーなどがあり、防災用品コーナーでもいろいろなグッズが紹介されています。

千葉県西部防災センター : http://www.bousai-chiba.jp/
地震、風水害、火災・消火、応急救護、通報、避難といった知識と体験ができる大型防災体験施設になっています。

長野市防災市民センター : http://bosailabo.jp/report/museum/s16.htm
地震体験コーナーや通報体験コーナー、煙体験コーナー、ビル火災コーナーなどがあります。

【東海北陸地方】
能美市防災センター : https://www.city.nomi.ishikawa.jp/www/contents/1001000000509/index.html
地震体験、強風体験室、消火体験室、煙避難体験室、通報体験コーナーなどがあります。

名古屋市港防災センター : https://www.minato-bousai.jp/
伊勢湾台風関連の展示のほか、地震体験、煙避難体験、防災教室などがあり、消防ヘリコプターの試乗体験もできます。

【近畿地方】
大阪市立阿倍野防災センター : http://www.abeno-bosai-c.city.osaka.jp/tasukaru/
あべのはるかすならぬ、あべのタスカル。体験型防災学習施設で、防災体験シアターや地震体験などイベントも充実しています。

人と防災未来センター : http://www.dri.ne.jp/
防災体験コーナーのほか、阪神淡路大震災の震災記憶フロアもあり、震災直後の街並みのジオラマ模型などもあります。

【中国四国地方】
広島市総合防災センター : http://www.bousai-c.city.hiroshima.jp/
地震体験、消火体験、降雨体験、煙体験などいろいろな疑似体験ができるようになっています。

香川県防災センター : https://www.pref.kagawa.lg.jp/kikikanri/bousai/top.htm
地震体験コーナー、煙避難体験コーナー、暴風体験コーナー、消火体験コーナー、救急救護体験コーナー、映像体験コーナーなどがあります。

【九州沖縄地方】
福岡市民防災センター : https://www.city.fukuoka.lg.jp/syobo/bousai_suishin/bousaicenter/centerinfo.html
地震体験、煙避難、消火体験などの災害模擬体験ができ、防災知識を高めることができます。オンライン来館もできるようです。

沖縄市防災研修センター : https://www.city.okinawa.okinawa.jp/sp/about/130/1142
『災害を知る、災害を自ら体験する、災害に備える』を基本方針に、3D映像で学ぶ防災シアター、地震体験などができます。

1人1日をしのぐために持ち出したい品目

チェック品名個数備考
飲料水(500mLペットボトル)2本持ち運びを考え、1日必要量を半分に分ける
非常食1個賞味期限をチェックしよう
医薬品1セット常用薬+応急医薬品(消毒薬・脱脂綿・ガーゼ・絆創膏・包帯・三角巾)
身分証明書・緊急連絡先メモ1セット健康保険証、年金手帳、免許証、もしくはこれらのコピー
懐中電灯1個
携帯ラジオ1個情報収集に必要不可欠
メガネや入れ歯などの日常の必需品1個
携帯電話・充電器1台充電器は乾電池式の携帯タイプ
予備の乾電池2個以上
軍手1個丈夫で熱に強いものが良い
運動靴1足
非常袋(ザック)1個
現金、通帳、印鑑、キャッシュカード1セット通帳はコピーでも可
ビニール袋5枚汎用性が高い
ライター1個暖房器具への点火に使える
ろうそく1個長時間の灯りに使える
マスク1個防寒用にも使える
タオル2枚以上
ラップ1個汎用性が高い
ウェットティッシュ1個汎用性が高い
帽子1個
上着、下着1枚以上
おむつ、生理用品1セット
母子手帳1冊
レジャーシート(1畳)1枚1人1畳分の広さ
ホイッスル1個
筆記用具1セット
トイレットペーパー1個汎用性が高い
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