AIで変わる物流の未来 | 薬剤師トピックス

世の中は、コンピューターが出てきてからその社会のシステムの進歩具合が急速に速くなってきています。

そしてそれらのコンピューターがネットにつながることによりさらに、超スピードで進化を続けています。

最近ではAIを駆使していろいろな技術が開発されていますが、物流の世界でもAIを使ったシステムが次々と開発されています。

物流だけは人手が必要?

楽天やAmazonで買い物をして宅配で届けてもらうという人も多いと思いますが、多くの人は、『物流』というとそうした配送を連想するかと思います。

しかし物流は、そうした配送以外にも、荷役(輸送したり保管するために商品の積み下ろしをしたり、倉庫へ出し入れする仕事)、保管、情報管理、流通加工、ピッキング、包装・梱包といった作業が入ってきます。

もちろん、まだ配送を完全にAIに任せるという段階にはきておらず、配送に関していえば、どうしても人手に頼らざるを得ない一面もあります。

物流管理の流れ

一言で荷役といっても、ただやみくもに商品を積みこんだり、出し入れしているわけではありません。

生産物の保存という面を考え、電気ストーブならば夏や秋に生産され、寒くなったら生産できるようにしなければなりませんし、重量があるものに関しては、フォークリフトやクレーンなどを使わなければなりません。

情報管理にしても、どの商品がどの倉庫や流通センターにどの程度あるのかを適格に判断し、また商品が現在、どの程度どこへ運ばれているのかを管理しなければなりません。

流通加工においては、値札をつけたり、不良品などをチェックする検査をしたりしますし、ピッキングでは、ラックから出荷する商品を正確かつ迅速に取り出してこなければなりません。

もちろん、形も重さも大きさもことなるいろいろな商品を扱わなければいけません。
現在では、こうした作業をAIが一気に担っているのです。

Amazonもニトリもアクスルも物流管理の流れにAI

ピッキング作業では、Amazon、ニトリ、アクスルといった物流大手がAI搭載のピッキングロボットを導入しています。

AIを導入したことにより、大幅に人件費と作業時間を減らすことに成功しています。

このAI搭載のピッキングロボットには、3次元で認識する画像認識システムや、ロボットアームのつかみ方の制御プログラムといったAI技術が随所に使われています。

人出に頼らざるを得ないとされていた輸送面でも、例えば、3台以上のトラックが縦に並んで走行する隊列走行実験なども行われています。この技術がうまくいけば、ドライバー不足も解消できるかもしれません。

もし何かトラブルとなったときの対処をどうするのかという問題はあるものの、着実に未来に向けて進歩しつづけているのです。

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