

学校の勉強はできる、理科系や社会系のいろいろな知識をいっぱいもっているという物知り博士みたいな人がいます。
覚えていることをそのまま聞かれれば、すぐに正解を回答してくれます。
物知り博士、あるいはテレビに出てくるような「〇〇博士ちゃん」みたいな子供は、その分野に対しては、子供でも専門家顔負けの知識を持っていたりします。
そして、これらの物知り博士や「〇〇博士ちゃん」に共通しているのが、そのものに対しての興味をもっているということです。
人間は、興味があることは、どんどん吸収していきます。
興味がある本でしたら、何度も何度も読み返したりするので、別に憶えようと努力しなくても、自然にいつのまにか内容が頭の中に入っていたりします。
覚えるのが苦手で学校の勉強の成績が悪かったという人でも、たとえば競馬好きになれば、多くの馬の名前はもちろん、その血統や特徴、成績などがインプットされています。
知識は、情報を入力し、それを貯蔵し、必要なときに出力できるという3つのステップを踏まないとダメで、そのエネルギーとなるのが好奇心や興味になるのです。
知識が豊富でも、実際の生活において使えなければ、ただの物知りで終わってしまいます。
知識は体系化して整理することにより、頭の引き出しになっていくのです。
知識は体系化して整理し、実際にその知識を使う場を持って使ってみて、はじめて『生きた知識』として昇華でき、頭の中の引き出しになっていくのです。
せっかく憶えた知識も、使わずにいるとどんどん忘れていってしまいます。
頭の良い人は、本当に必要な知識を覚え、それを頭の中で体系的に整理し、実際に生活において役に立つ形で使ってみて、それを生きた知識にしていける人なのかもしれません。
頭の思考の引き出しは、情報量に比例すると言われています。
つまり、思考の元となる情報量が乏しければ、それなりの引き出しの数になってしまうのです。
同じ情報を得るにも、一つの本だけでなく、複数の本や情報に触れることで、多角的に見ることができるようになったり、周辺知識も多く身につきます。
そして、いろいろな人の意見を聞くことも、自分とは違った思考の引き出しを見つけることができるので大切です。
また、ある問題解決にしても、成功したからこれでOKというよりも、別の解決法もあったのだろうかとあれこれ考えてみるのも、頭の引き出しを増やす訓練になります。
例えば、東京から大阪に行くのに、静岡と浜松の間は東海道新幹線は使わないとしたらということで考えてみます。
多くの人がすぐ思いつく方法としては、静岡まで新幹線で行き、浜松まで東海道線に乗り、また浜松から新幹線に乗るという方法で、もちろん正解の一つなのですが、方法はいろいろあります。
鉄道で別ルートと考えると、東海道を一切使わないとすると中央本線で塩尻経由で名古屋に出てから近鉄特急という手もありますし、北陸新幹線で敦賀に出て、そこから新快速で京都・大阪という方法もあります。
鉄道以外でと発想をひろげると、東名高速道路をバスで行く方法もありますし、飛行機という手もあります。
このように、いろいろな方法を考えるというクセをつけるのも、発想の引き出しを増やす練習になります。
