

睡眠は非常に大事で、たかが睡眠と思うなかれ、睡眠不足による経済損失は約15兆円ともいわれるほどです。
たかが睡眠不足で、経済損失が15兆円と聞くと、何をオーバーな話を、話しをかなり盛ってるんじゃないの?と思われる人もいるかもしれませんが、実際に2016年に、米国のランド研究上が試算したデータに基づいた数値なのです。
この試算によると、睡眠不足によるGDPに対する経済損失比を出していて、カナダが1.35%で約2兆円、ドイツが1.56%で約7兆円、イギリスが1.86%で約5兆円、アメリカで2.28%で約45兆円という経済損失があるという結果になっています。
GDPに対する経済損失比で比べると、日本は、アメリカよりも大きく、2.92%となっていて、これは約15兆円に相当します
どうして睡眠不足で経済損失が出てくるのかというと、睡眠不足により就業中のパフォーマンスが下がり、生産効率が落ちてしまうことが大きな要因としてあげられています。
それ以外にも、ミスやトラブルが増え、大事故の原因になったり、生活習慣病や精神疾患、がん、認知症の発症リスクが上がるとされている点があります。
質の良い睡眠ということで、どうすればすっきり、気持ち良く目覚めることができるのかを考えた場合、よく言われているのが、睡眠の90分周期です。
人間の睡眠には、ノンレム睡眠とレム睡眠があり、深いノンレム睡眠のときに起こされると、頭がボーっとして、良い目覚めというわけにはいかないのです。
一方でレム睡眠の前後は、浅いノンレム睡眠になっていて、比較的スッキリ起きやすいということがあります。
そして、睡眠中は、ノンレム睡眠とレム睡眠が交互に繰り返されているのですが、ノンレム睡眠のはじまりからレム睡眠の終わりまでの1回の睡眠周期が、だいたい約90分と言われています。
このことから、90分の倍数の時間帯に起きれば、目覚めが良いというようなことが一つの説として言われています。
ところが人間には個人差があり、睡眠周期1つとってみても、80分の人もいれば、120分の人もいますし、同じ人でもその時の健康状態などによって、睡眠パターンそのものが乱れたりすることもあるので、常に90分の倍数がいつも睡眠の周期と一致しないのです。
また目覚めが悪い原因として、睡眠不足であったらい、概日リズムが乱れたり覚醒障害によって、明け方にも深い睡眠が出現している可能性もあります。
