

占い好きかどうかも、占いを信じるか信じないかも、人によって違いますが、占いを信じすぎるのも問題になるケースがあります。
占いを信じすぎる人だと、次のような落語の題材になりそうなこともでてきます。
「よっ、一緒にランチ行かない?」と誘ってみたといころ、「ごめん、今日は〇〇占いで、屋外でのトラブル注意ってあったんで、社内でコンビニで買ってきたおにぎりでも食べてるよ」。
占いなんかくだらないと思っている人からすると、なぜ占いなんて科学的根拠もないものに人は夢中になるのかと思ってしまいますが、人間は自分のことをもっとよう知りたいという自己認知欲求というものがあるのです。
そのため占いには安定した人気があるというわけです。
『パーナム効果』という言葉は、もう有名になっていて聞いたことがあるという人もいると思いますが、要するに、答えがあいまいなのに、「自分だけに当てはまる」と考えてしまうことをいいます。
占いの場合、曖昧な内容になっているにもかかわらず、「当たっている」となってしまうのです。
例えば、次のようなことを占いで言われたとします。
「あなたは、他人から賞賛されたいと思っている一方で、自分に対する評価を低く見積もる傾向があります。」
「あなたは、礼儀正しく自信があるように見えますが、内心は不安なことも多く、くよくよ悩むこともあります。」
人間であれば、それは人から褒められたいでしょうし、自己評価は低く見積もってるのか、もっと自分の評価は高くていいんだと言われれば嬉しいものです。
自信があるようにみえるけど、内心は不安で悩むというのも、不安だり悩んだりしてるから占ってもらってるともいえるので、冷静に考えれば、誰にも当てはまるような内容のことを言っているにもかかわらず、「あっ、それそれ、まさに今の私」となってしまうのです。
特に、パーナム効果を生みやすいフレーズとしては、次のようなパターンがあります。
「あなたは〇〇の一方で、△△の傾向があります」とか「〇〇するときもありますが、△△してしまうときもあります。」といったように、言い回しで範囲を広げるパターンです。
こうすれば、範囲が広がっているので、たいていの人はあてはまってしまうのです。
実は、パーナム効果は、営業や広告に応用されています。
誰もが抱えている悩みであっても、〇〇さん、××に不安はありませんか?と一言最初に、〇〇さんと名前を付け加えるだけで、特別感を作り出し、相手との距離をグッと縮めることができるのです。
