
マスクは形や素材により分類することができます。
不織布製のものとガーゼ製のものがあり、不織布製のものはさらに、プリーツ型・立体型・カップ型があります
不織布製
プリーツ型 : 市販で最も多く販売されている形のものです。
立体型 : 立体裁断されていて顔の周りにフィットしやすい形になっています。
カップ型 : 鼻と口を覆うドーム型になっていて、密着性が高くなっています。
ガーゼ型
顔への密着性があり、感染症予防の効果が高い順に並べると
カップ型(不織布製) > 立体型(不織布製) > プリーツ型(不織布製) > ガーゼ製
しかし、価格は密着性が高いカップ型や立体型は値段が高くなっているので、普段はプリーツ型にして、長時間混雑している場所に行くときは密着性が高いカップ型にするといったように使い分けるのも良いでしょう。
多く販売され、価格も手頃で一般的に使われている不織布を使ったプリーツ型のマスクの装着方法について簡単に説明します。
まずは、マスクをつける前に手洗いをしっかりとします。
せっかくマスクをつけても、そのマスクをつける手が汚染されていたら、元も子もありません。
マスクには表裏・上下があるので、間違わないようにしないといけません。
プリーツ型のマスクの場合、マスクにわざわざ「表」と記載があるものもあります。
記載がない場合、マスクの簡単な表裏の見分け方は、マスクとゴム紐の付き方を見て判定します。
マスクとゴム紐の接続部分が見えているのが裏になります。
上下については、鼻の部分の形を整えるために、金具が入っていたり、少し硬くなっている方が上になります。
表裏・上下を正確につけないと、かえって菌や花粉が溜まってしまい逆効果になることもあるので注意してください。
マスク装着で密着が不十分となりやすい部分は、鼻の部分、アゴの部分、頬の部分です。
鼻の部分はしっかりと鼻の形に合わせて、金具やマスク上部の固い部分を変形させてフィットさせます。
アゴの部分は、しっかりアゴを包み込むように下までマスクのヒダを下ろして包み込むようにします。
頬の部分は、マスクをした時、最後に上から軽く押さえつけると良いでしょう。
最後のマスクを装着してまま呼吸をし、その呼吸に合わせてマスクの中央部分が凹んだり膨らんだりするのを確認しましょう。
ゴム紐が調整できるタイプのものもありますが、ゴム紐をゆるめすぎてしまうと、マスクと顔の周りに隙間ができやすくなり、花粉や菌の侵入につながることもあるので注意します。
マスクは基本的には1回使いきりです。1度使用されたマスクは、ウイルスや花粉が付着していることが考えられます。
もったいないからといって、1回使ったマスクをポケットに入れて、そこからまた取り出して装着するという人もいるようですが、これではマスクの周り、ポケットの中が菌や花粉に汚染されてしまいます。
マスクをはずすときは、フィルターに触らないようにゴム紐をもってゆっくりと外していきます。
片方ずつゆっくりと慎重にはずしたら、そのままゴミ箱(フタ付きのものが良い)に捨てるか、ビニール袋に入れて入り口をしばったりします。
廃棄が終わったら、速やかに手洗いをします。