
エゴスキュー体操は、上半身と下半身の中間に位置する骨盤に注目して、骨盤を本来あるべき位置に戻すエクササイズになっています。
骨盤が歪むと姿勢がどんどん悪くなってしまい。バランスを保つために他の関節部分が無理をすることで痛みが出るようになったりします。
エゴスキュー体操は、使っていない筋肉を刺激することで、骨盤を正しい位置に戻し、歪みを改善していきます。
骨盤を正しい位置に戻してあげることで、中心部の歪みがなくなり姿勢が改善するとともに、体のいろいろな部分の歪みも改善し、さらに代謝もアップすることから痩せやすい体質にもなっていきます。
「エゴスキュー体操」を考案したのは、ピート・エゴスキューという人で、1日2~3分簡単なポーズをするだけで体の歪みが取れ、様々な痛みの解消に効果が期待できるというエクササイズです。
「エゴスキュー体操」は、膝や肩、腰痛、首痛などだけではなく、股関節通や外反母趾の痛みにも効果が期待できるケースもあると話題になっています。
また体の歪みが治ることで代謝アップの効果も期待できるため、ダイエットにもなるというエクササイズです。
エゴスキュー体操は、骨盤を正常な位置に戻すということで、1日10分のエクササイズによって身体の歪みを改善し、たった2か月で10kgも痩せるほど代謝が良くなったケースもあります。
骨盤の歪みを改善する前に、今どのぐらい自分の骨盤が歪んでいるのかを確認しておくことも大切です。
そこで、骨盤の歪みをチェックする方法についてご紹介します。
骨盤の歪みチェック①
まず壁に背中をつけて立ちます。
その状態で、壁と腰のすき間に手を入れていきます。
抵抗なく手首までスッと入る人や壁と腰のすき間がなく手が入らない人は骨盤が歪んでいることになります。
手の甲の中央あたりまで入る人は大丈夫です。
骨盤の歪みチェック②
前を向いて2~3回足踏みをしてから立ち止まります。
骨盤がゆがんでいない人は、足踏みして止まった後に見てみると、両足が並行でそろっています。
骨盤がゆがんでいる人は、足踏みして止まった後に見てみると、片方の足が前に出ていたり、両方が平行でなかったりします。
止まった時に片方が足が前に出ている人、両足が平行でない人は骨盤が歪んでいるのです。
やり方は、後に出てくる動画にわかりやすくまとめてありますので、ご参考にしてください。
,風車体操のやり方を、骨盤チェック法と合わせて、わかりやすく動画にしてみました。
エゴスキュー体操の「風車体操」のやり方を解説していきます。
腰の周りの腸腰筋や腰方形筋のストレッチになります。
それによって代謝が上がってきます。
風車体操は、脇腹の引き締め効果があります。
長時間、悪い姿勢を取り続けていると、腸腰筋や腰方形筋が硬くなり血行が悪くなってしまいます。
それがコリや痛みにつながってきます。
さらに骨盤のズレなどを生じて代謝が落ちたり、痛みが出てきたりします。
①壁にカカト・お尻・背中・手・頭をつけます。
②左右の足の間にこぶし1つ分入るようにして肩幅を取ります。
③両腕を真横に伸ばして、手のひらを前に向けて開きます。
④上半身を左右に10回傾けます。
傾けるスピードが速すぎると、筋肉の活動を高めてしまいます。
1秒で右に、1秒で左にといったように適度なスピードで行い、傾けていくことを意識します。
⑤次にこぶし3つ分入るようにして肩幅を取ります。
あとは、同様に両腕を真横に伸ばして、手のひらを前に向けて開き、上半身を左右に10回傾けます。
⑥続いてこぶし6つ分入るようにして肩幅を取ります。
あとは、同様に両腕を真横に伸ばして、手のひらを前に向けて開き、上半身を左右に10回傾けます。
⑦最後にこぶし1つ分入るようにして肩幅を取ります。
あとは、同様に両腕を真横に伸ばして、手のひらを前に向けて開き、上半身を左右に10回傾けます。
こうすることで、腰椎、骨盤、足の骨をつなぐ筋肉の大腰筋と肋骨、腰椎、骨盤をつなぐ腰方形筋を動かすことができます。
腰痛がある人は無理をしないことが大切です。
痛みがある場合は、動きがないストレッチをするか、傾ける角度を小さくしたりすると良いでしょう。