コーヒーの効能のエビデンスを考える

コーヒーの効能のエビデンスを考える

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コーヒーの主な効果(エビデンスを検証)

珈琲にはいろいろな健康効果に対する研究が行われています。
最近は、健康ポータルサイトなどで、エビデンス(科学的根拠)が問題視されています。
そこで、珈琲について、日本医師会・日本薬剤師会・日本歯科医師会が総監修している『健康食品・サプリメント[成分]のすべて 2017 ナチュラルメディシン・データベース(オンラインデータベースつき)』で調べてみると次のようになっています。

coffee

●おそらく効果あり(評価の高い文献が、数百~数千の患者において実施した2つ以上の無作為化比較試験などで有効としている)

*精神覚醒(カフェインによる睡眠不足後の覚醒増強)


●断言できないが効果の可能性が科学的に示唆されている(評価の高い文献が1つもしくは2つの臨床試験において効果を示唆している)

*結腸・直腸がんのリスク低減(1日3杯以上毎日飲むと、統計学的に結腸がんリスクが有意に低減)
*食後の低血糖が原因となる高齢者のめまい予防
*パーキンソン病の予防又は抑制(カフェイン含有飲量を飲む人は、パーキンソン病のリスクが低い)
*胆石の予防
*2型糖尿病のリスク低減(日本の成人で、1日2~3杯珈琲を飲む人は、1日1杯以下しか飲まない人に比べ2型糖尿病発症リスクが42%低い)


●効果がないかもしれない(評価の高い文献で効果が認められておらず、1つのヒト試験で否定的結果がでている)

*食道・意・結腸がんリスク低減
*乳がんリスク低減


安全性

安全性については、古くより食習慣があるもので安全なのですが、1日の摂取量がカップ6杯を超えると、カフェイン中毒のリスクも出てきて、不安や同様などの症状が現れることがあります。

健康食品・サプリメントのエビデンスを調べるための書籍

医師・薬剤師・歯科医師等の専門家向けですが、一般の人もわかるように作られています。

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