
お腹にガスがたまってくると、苦しくなってしまいます。
お腹がパンパンに張ってくるし、出てくるおならも臭くなってきます。
ガス腹になる原因として、加齢などによる大腸機能の低下があげられます。
大腸機能が低下してしまうのには、加齢によるホルモン分泌の変化や、自律神経の乱れといったことが考えられます。
さらに、大腸下垂といって腸が下がってきてしまうことも原因になります。
特に、自律神経は意志とは無関係で、ストレスの影響を受けやすいので、ストレスには要注意です。
また特に女性は月経があるために、ホルモン分泌の変動により大腸が大きく影響を受けやすくなってしまいます。
運動不足で腹筋力が低下すると、大腸を押す力が低下し、腸が長くなって下に垂れたりしてしまい、便が移動しにくくなってしまいます。
腹筋が弱くなり、ガスを出すために大腸を押す力が弱くなってしまうと、大腸を本来の位置に支えておくことができなくなってしまい、その結果大腸の位置が下がってきてしまい、ガスが出にくくなってしまうのです。
ガス腹になると、ぽっこりお腹やずんどう体型で見た目も悪くなります。
ガス腹になると、代謝が低下して、エネルギーの消費が低下してしまい、肥満の原因にもなってしまいます。
またガス腹により物理的に下腹部がぽっこりとふくれたぽっこりお腹になったり、くびれがなくなったずんどう型の体型になってしまったりします。
下垂した腸を元にもどして、腸の働きを良くし、ガス腹を改善するには、どうしたら良いのでしょうか。
有効な方法としては、おなかをひねって便やガスの通りを良くして、腹筋を鍛え、腸を刺激してやることです。
ひざ倒しは、一般的にストレッチなどでもよく行われているものです。
①仰向けに寝てからひざを立てます。
②口からゆっくりと息を吐きながら、立てた両膝を右側に倒れるところまで倒していきます。
このとき、両肩はしっかりと床につけたままにしておくというのがポイントです。
③今度は吸いながら元の位置に戻します。
ひざかかえも、よく行われるもので、簡単なものなのでお奨めです。
①息を吐きながら、両膝をお腹のほうに引き寄せていきます。
②両膝を引き寄せたら、両腕でかかえこむようにギュット抱きます。
このストレッチを行うことで、副交感神経を刺激し、腸内環境も整います。
①足を肩幅より少し広めに開いて立ち、左右の手首を頭の上で交差させて手の平を合わせます。
②ひじを伸ばして、肩甲骨をできるだけ内側に寄せます。
③そのまま息を吐きながら、ゆっくりと状態を前に倒し、続いて息を吸いながらもとの姿勢に戻していきます。
④次に今度はゆっくりと状態を真横に倒していきます。
⑤息を吐きながら倒し、続いて息を吸いながらもとの姿勢に戻していきます。
これらをワンセットとして、3サットを目安に行っていくと良いでしょう。