

アロマの利用において、まずは基本的に使われるオイルとして『ホホバ油』と『スイートアーモンド油』があります。
『ホホバ油』は、アメリカ・メキシコ・イスラエルの砂漠地帯などでとれるツゲ科の常緑低木であるシンモンドシア・キネンシス(Simmondsia chinensis)の種子を低温圧搾して作られます。
ちなみに、学名のSimmondsiaのSimmondsは、植物学者Simmondsにちなんだものになっていて、化粧品やヘアケア製品にも幅広く使われていますが、マッコウクジラ油の代用品としても注目されているオイルです。
滑りがとてもよく、さらっとしたテクスチャ、浸透性にも優れ、無臭なのでエッセンシャルオイルの香りの邪魔もしません。
色が黄色いものは未精製で、脱色・精製したものは透明になっています。
『スイートアーモンド油』は、地中海沿岸や米国カルフォルニアなどのバラ科の低木である Prunus amygdalusの種子の仁(アーモンド種子の仁)を低温圧搾して得られてものです。
スイートアーモンド油は、オレイン酸を80%も含み、さらりとした使用感が人気で、サロンなどでも多く利用されています。
多少ナッツの香りがしますが、弱いのでエッセンシャルオイルとブレンドすることにより、スイートアーモンド油の香りはほとんど感じられなくなります。
スイートアーモンドの果実は、その名からは想像できないのですが酸っぱくて食べられませんが、熟し、割れて中から出てきた種子は食用として利用されています。
バラ科で、サクラやモモと同じなのですが、その中では一番早く厳しい冬に目覚めると言われています。
ちなみに、スイートアーモンドの花言葉は『希望』になります。

『アボカドオイル』は、南アフリカ、スペイン、イスラエルなどでとれるクスノキ科の常緑樹 Persea americana の果肉を低温圧搾又は溶剤抽出したものです。
果皮がワニに似ていることから、アボカドの和名はワニナシになっています。
アボカドがとれる南アフリカ現地の老婦人の肌の若々しさが注目されたことから世界中で注目されるようになっていきました。
オレイン酸が70%、リノール酸が10%、パルミトオレイン酸が5~10%含まれていて、レシチン、ビタミンA・B・Eも豊富で、保湿力に優れています。
保湿力に優れていることから、乾燥肌・敏感肌・老化肌に好んで用いられますが、粘り気が強くすべりが悪く、香りも強いことから、他のキャリアオイルに10%ほどの割合で混ぜて使用されることが多くなっています。
『カレンデュラオイル』は、キク科の一年草 Clendula officinalis の花を浸出法により抽出して得られる美しいオレンジ色をしたオイルです。
別名ポットマリーゴールドと言われ、花はエディブルフラワーや着色料としても利用されています。
やや粘性があり、薬のような独特なコクのある香りがあり、抗炎症作用が期待できることから、肌荒れや肌の乾燥ケアに用いられたりします。
『ローズヒップオイル』は、野ばらの一種で、アメリカやチリでとれる Rosa canina 、Rosa rubiginosa の種子を低温圧搾して得られるオイルで、粘性が強くドロッとしています。
抗炎症作用や美白効果が期待できるオイルで、肌の若返り、くすみやシミやシワに悩んでいる人に人気のキャリアオイルになっています。