

梅雨時は、「なんだか体が重い」、「朝起きても疲れが取れない」、「気分が落ち込みやすい」というような体の不調を訴える人が増えてきます。
日本では6月から7月にかけて梅雨となり長雨の季節になりますが、天気がぐずつき湿度が高くなり、気温も徐々に上昇してくるので、より一層蒸し暑さを感じるようになってきますが、こうした環境が人間の体にストレスを与えてしまいます。
梅雨時は、高湿度や気温の上昇に目がいきがちですが、忘れてはいけないのが気圧の変化です。
梅雨時は低気圧が長く続き、天気が不安定になるため、自律神経が過敏に反応しやすくなるのです。
自律神経は、活動時に優位になる「交感神経」と、リラックス時に優位になる「副交感神経」がバランスを取りながら、呼吸、心拍、血圧、体温調節、消化、免疫など、あらゆる生理機能をコントロールしているのですが、気圧の変化に自律神経が過敏に反応しやくなるために、バランスが崩れ、心身にいろいろな不調が現れるようになってしまいます。
低気圧が停滞しやすい梅雨は、気圧が大きく変動しやすく、この気圧の変化が人間の内耳にある気圧センサーに影響を与え、自律神経のバランスが崩れ、特にこのセンサーが敏感な人は、めまいや頭痛などの症状が出やすい傾向があるのです。
また気圧が下がることによって副交感神経が優位になり活動性が低下することで、だるさや倦怠感を感じやすくなる傾向があります。
高い湿度も影響を与え、高湿度により汗が蒸発しにくくなり体内に熱がこもりやすくなるため、体温調節機能を担っている自律神経に負担がかかり、バランスを崩しやすくなるのです。
加えて梅雨時は、日中と朝晩の寒暖差が大きい日があったり、エアコンを使用することで室内外に温度差ができることから、その急激な温度変化に対応しようと自律神経が過剰に働き疲労してしまうため、体が冷えたりほてったりといった症状が出やすくなります。
梅雨時は雨の日が多く、日照時間が減少しますが、それにより気分を安定させるセロトニンの分泌が低下し、気分が落ち込みやすくなったり、意欲が低下したりしてしまいます。
さらに太陽光は、睡眠を司るメラトニンの生成を抑制する働きがあるため、夜間のメラトニン分泌が乱れることで、睡眠の質が低下し、自律神経のバランスが崩れやすくなるのです。
自律神経のバランスが崩れることにより、頭痛、めまい、立ちくらみ、倦怠感、だるさ、肩こり、首こり、むくみ、冷え、のぼせなどが起こりやすくなります。
自律神経は多くの生理機能にも影響を及ぼしているので、さらには発汗異常、動悸、息苦しさ、食欲不振、胃もたれ、下痢、便秘、耳鳴り、口や喉の不快感、頻尿、残尿感、肌荒れ、かゆみといった症状が出てくる場合もあります。
加えて、精神的な影響もあり、気分の落ち込み、憂鬱感、イライラ、不安感、集中力の低下、やる気の低下、不眠、過眠をうったえる人もいます。

梅雨時は、自律神経のバランスをいかに崩さずに保つかが重要です。
そのためには、まずは生活のリズム、睡眠、食事、運動がキーワードになります。
夜更かしせずに早寝早起きで、朝は土日祝日関係なく決まった時間に起きて、すぐに太陽の光を浴びるようにすることで、体内時計がリセットされ、自律神経のバランスが整いやすくなります。
食事はしっかりとバランスよく食べ、特に自律神経のバランスに良いとされる味噌、納豆、漬物、ヨーグルトといった発酵食品や、幸せホルモンであるセロトニンの原料と言われるトリプトファンというアミノ酸を多く含む乳製品や大豆、卵、肉類などをしっかりとることが大切です。
さらに無理のない範囲で適度に体を動かすことで自律神経のバランスが整いやすくなりますので、ウォーキングや軽めの有酸素運動もオススメです。
コチラの動画も参考にしてください。