

『20・8・2勉強法』とは、『20分勉強法』などとも言われていますが、東大卒記憶力日本チャンピオン・青木健さんが提唱している勉強法です。
受験戦争で「四当五落」(4時間しか寝ないで勉強すれば合格できるけど、5時間も寝てると落ちる」とか、ひどい場合だと「三当四落」なんてことを言う人もいたくらいです。
成長期の学生が、睡眠時間を削ってまで勉強しても、何もいいことはないと思いますが、これは社会にはいってから、残業時間が長い人ほど一生懸命働いているイメージもあった時代もありました。
こうなると長時間拘束されるわけですが、そうなると仕事もダラダラとなってしまい、単位時間当たりの生産性は落ちてしまいます。
短時間でいかに効率的に勉強したり仕事をしたりするかということのほうが大事なのです。
『20・8・2勉強法』は、効率的な学習法で、特に集中力を保ちながら学ぶ手法と言えます。
やり方は、まずは20分間の座学、つまり20分間座ったままで勉強しますが、この間は、特に理解を深めたい教材や参考書に集中していきます。
20分経過したら、今度は8分間の立ち勉強をしますが、この8分間の立ちながら勉強では、簡単な問題を解いたり、理解した内容を確認したりしていきます。
なぜこんなことをするのかというと、立つことで血流が良くなり、エネルギーが補充されるからです。
この8分間の立ち勉強が終わったら、2分間休憩します。
この2分間で軽く歩いたり、体を伸ばしたりしてリフレッシュしますが、この短い休憩が、脳の疲れを和らげ、次の学習セッションへの準備を整えるというわけです。
この「20-8-2」のサイクルを繰り返すことで、学習の生産性を高めるというのが『20・8・2勉強法』です。

『20・8・2勉強法』では、8分間立ち上がることで血流が増加し、脳がより活性化し、思考能力や集中力が向上するといわれていて、この時間に勉強した内容にそった問題を解いたり、内容の確認を行うのです。
20分は深く情報吸収した後、8分間立って体を動かすことで学習が単調にならず、集中力が持続でき、さらに2分間の休憩が、脳の疲労を軽減し、次の学習セッションにスムーズに移行できるようになるというまさに理にかなった勉強法と言えます。
勉強って20分とかそんな時間で切ったら、かえって効率悪いんじゃない? キリがいいところでやめるのがという考え方もありますが、心理学的には「ツァイガルニク効果」というものがあります。
『ツァイガルニク効果』とは、リトアニアの心理学者であるツァイガルニク氏が行った実験により、「ある目的が達成されず途中までのものの記憶は、完了したものの記憶よりも思い出しやすい」というものです。
ドラマやバラエティーなどテレビをみていると、「良いところ」でまた次になったり、CMになったりしますが、勉強も同じで、中途半端な状態でやめたほうが「あとでやらなくてはいけない」という気持ちや印象が残ります。
そうすると、あとでやらなくてはいけないことを覚えていなくてはならず、記憶に残りやすいのではないかといわれています。
ただ、性格的にキリがよいところまでやらないと気持ち悪いという人はかえってそれがストレスになる場合もあるので注意が必要です。
何事も、その人にあったやり方というのが大切なのです。