熱中症を防ぐための正しい水分補給のタイミングとコツ | 健康トピックス

熱中症を防ぐための正しい水分補給のタイミングとコツ | 健康トピックス

夏も本番になってくると増えてくるのが熱中症ですが、熱中症の予防としては水分補給は欠かせません。しかし、タイミングやコツをしっかりと理解していないと、水分補給していたつもりなんていうことにもなりかねません。

夏も本番となり、気温も猛暑日連発となり湿度も高くなってくると、気がつかないうちに体から水分を失いがちになってしまいます。
夏の暑い時期、最も注意したいのが「熱中症」といってもいいかもしれません。


熱中症に要注意

「ちゃんと水は飲んでいるつもりなのに、なぜか頭がボーッとする」
といったことはないでしょうか。
「いやいや、室内にずっといたし、炎天下外を歩いたわけじゃないから、熱中症は大丈夫だよね? それじゃ何なのかしら?」
というような疑問を感じたことはないでしょうか?
最近では、テレビなどでもよくとりあげられているので認知度は上がってきていますが、実は、屋内でも熱中症になるんです。


「熱中症予防」って「水分補給」をすればいいんだろうと思うかもしれませんが、実は、水分補給は「飲んだ量」だけでなく「飲むタイミング」や「方法」がとても重要になってくるのです。


夏になるとなぜ『熱中症』の患者が急増するのかというと、高温多湿の環境下で体の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節がうまくできなくなってしまうからです。
特に7月~8月は真夏日・猛暑日も多く、屋外はもちろんですが、屋内であってお油断はできません。


体内の水分が不足すると、汗が出にくくなり、体温が上昇してきますが、これによりめまい、頭痛、吐き気、意識障害といった症状が現れてくるのです。
これらの症状は重症化すれば命に関わるケースもあるため、普段からの水分補給がとても重要になってくるのです。


ー広告ー


適切な水分補給は命を守るカギ

適切な水分補給が命を守るカギというぐらい注意が必要です。
「のどが渇いたから水を飲もう」ではもうすでに少し遅いかもしれません。


特に高温多湿の環境では、「のどが渇いた」を感じた時ときは、すでに軽い脱水症状が始まっていると言われています。
だからこそ、のどが渇く前に意識的に水分を取ることが大切なのです。


かといってやたらめったらに水を飲むというわけにもいきませんので、水分補給に適したタイミングというものを知っておくと良いでしょう。


熱中症予防の観点からは、水分補給をするタイミングとして、「起床後すぐ・外出する前・運動や作業の30分前・運動中や作業中・入浴前後・就寝前」をおさえておきたいところです。


起床後すぐ、まずはコップ一杯(150〜250ml)の水を飲む習慣をつけましょう。
ヒトは寝ている間に約500mlの汗をかいて水分を失っていると言われます。
コップ一杯の水を飲むことで、胃腸などへの刺激にもなり、脳もしっかりと起床モードに切り替わります。


外出する前、特に暑い時間帯に出かける前は、事前の水分補給をしておくことが大切です。
体内に水分を「仕込んでおく」感覚で、コップ一杯程度の水を飲みましょう。
猛暑日などは、アイススラリーを作って、体の深部を冷やしてから出かけると良いでしょう。


アイススラリーを作る器具などもあったり、ミキサーで氷を削ってなんていうアイススラリーの作り方がネットで紹介されていたりしますが、ペットボトルにアイススラリーにしたいものを8割程度入れた状態で冷凍庫に入れておくと、3時間ぐらいたつと氷と水の中間の固まりかけた状態になります。


それを外側からペコペコ押すことにより、ちょうどかき氷の氷が溶けて、水と氷が混在しているような状態のアイススラリーをつくることができます。
アイススラリーを入れることで、食道から胃腸へ持続性のある冷たさが伝わり、外にでてもしばらくその冷たさが持続します。


運動や作業の30分前も、やはり水分を補給しておきたいタイミングで軽い運動や屋外作業の30分前には水分を補給しておくことで、汗による水分喪失を予防することができます。
コップ一杯よりも少し多め、200〜500mlを目安に、一気に飲まず、ゆっくりと飲んでいくと良いでしょう。


運動中や作業中も、もちろん汗をかくので、水分補給も大切です。
暑い中で活動する場合は、20~30分おきに100〜200mlずつこまめに水分補給することがポイントです。


入浴の前後は、意識してコップ一杯の水を飲むようにしましょう。
お風呂は意外にも汗をかいています。


就寝前は、寝ている間の脱水を防ぐために少量の水を飲むのがポイントです。
就寝前は、水を飲みすぎてしまうと夜中にトイレに行きたくなるので注意です。


珈琲やお茶は要注意


水分補給というと、液体なら何でもよいと考えるかもしれません。


しかし、珈琲やお茶、紅茶などはカフェインを多く含んでいるため利尿作用があり、体内の水分を排出しやすくします。


熱中症予防のための水分補給という観点からすると常温の水やカフェインゼロの麦茶がオススメです。


喉が渇いた時、軽度の脱水時には、効率的に水分が補給できる経口補水液、運動などで大量の汗をかいた場合はミネラルもしっかりとれるスポーツドリンクがオススメです。


かいた汗には水分だけでなく塩分(ナトリウム)も含まれているので、水だけを大量に飲むと「低ナトリウム血症」になる可能性があります。
したがって、大量に汗をかいたという場合、外での活動が多い日は、塩タブレット梅干しなどで塩分も意識して補うようにします。


ー広告ー


暑いとついつい一時的に体温を下げてくれる冷たい水を飲みたくなりますが、冷たすぎる水は飲みすぎると胃腸の負担になることもあるので、常温か、やや冷たい程度(10〜15℃)がベストです。