スマホ完結のフローがさらに洗練され確定申告 | 薬剤師トピックス

スマホ完結のフローがさらに洗練され確定申告 | 薬剤師トピックス

そろそろ確定申告の時期がやってきました。
「まだ先でいいや」と思っているうちに期限ギリギリになって焦るのは、もう終わりにしませんか?
令和7年分(2025年分)の確定申告は、スマホ完結のフローがさらに洗練されてきています。

「確定申告」=山のような書類と格闘するというイメージは、もはや過去の話になり、今や「マイナンバーカード」と「スマホ」があれば、自宅のソファに座ったまま、場合によっては通勤時間中でも申告書の作成・提出が可能な時代になってきています。
しかし、一方で便利になった分、事前準備が不足していると「エラーで進まない」、「結局、書類探しで時間を取られた」という事態にもなりがちです。
そこで、今すぐできる準備から、スマホ申告でつまずきやすいポイントを効率重視でまとめてみました。


スマホ申告を爆速にするための「事前準備」3つのポイント


スマホ申告の成否は、入力を始める前の準備でほぼ決まるといっても過言ではありません。
画面を開いてから立ち上がらなくて済むよう、必要なものは事前に揃えておくと良いでしょう。


まず必須なのが、マイナンバーカードと2種類のパスワードです。
利用者証明用パスワード(数字4桁)と、署名用電子証明書のパスワード(英数字6〜16文字)は、e-Tax送信時に必ず必要になってきます。


いずれも3回連続で間違えるとロックがかかってしまい、役所での再設定が必要になってしまうため、事前確認は必須です。
次に確認したいのが、マイナポータル連携です。


生命保険料控除、地震保険料控除、ふるさと納税、医療費など、多くの控除関連データはマイナポータル経由で自動取得できます。
連携設定を済ませておけば、金額入力の手間が大幅に省け、入力ミスの防止にもつながります。


もし副業をしている方やフリーランスの方であれば、会計ソフトや銀行口座とのデータ連携状況も要チェックです。


e-Taxでは会計ソフトの出力データをそのまま取り込めるため、紙の領収書を1枚ずつ入力するより、事前にデジタルで集約しておく方が圧倒的に効率的です。


スマホ版e-Taxでつまずかないための操作ポイント

国税庁の「確定申告書等作成コーナー」は年々改善されていて、スマホ操作もかなり直感的になってきていますが、それでもいくつか注意点があります。
まず、アクセスする際はSafari(iPhone)やChrome(Android)などの標準ブラウザを使います。
SNSアプリ内のブラウザから開くと、マイナンバーカード読み取り時にエラーが出るなど、動作が不安定になることがあります。


作業中は、「保存して中断」機能をこまめに使うのがおすすめです。
スマホはアプリ切り替えや着信で画面が再読み込みされることがあり、入力内容が消えてしまう可能性があります。
一時保存データを端末に保存しておけば、万が一の際も安心です。


源泉徴収票については、カメラによる自動読み取り機能も利用できます。
以前より精度は向上していますが、読み取り後は必ず「支払金額」や「源泉徴収税額」を目視で確認するようにします。


令和7年分申告で見落としがちな税制・控除の確認

確定申告は、「去年と同じ内容でいい」と思い込むのは要注意です。
住宅ローン控除や省エネ住宅関連の控除は、住宅の性能区分(省エネ基準・ZEH水準など)によって控除内容が異なります。


手元の認定通知書を再確認しておくようにしましょう。


また、インボイス制度開始後、売上規模の変化により新たに消費税の申告対象となっている方もいます。
その場合、所得税の申告とは別に、消費税は消費税用の申告手続きが必要です。
スマホから申告は可能ですが、別メニューでの手続きになる点には注意してください。


医療費控除については、マイナポータルから医療費通知データを取得すれば、1年分をまとめて反映できます。
セルフメディケーション税制を利用する場合は、対象医薬品のレシート管理も忘れないようにしてください。


送信前の最終チェックと申告期限

最後に必ず確認したいのが、還付金の振込先口座で、公金受取口座を登録していれば、入力の手間やミスを減らすことができます。


送信後は、「受付結果(受信通知)」をPDFで保存しておきましょう。
確定申告書の控えとして、住宅ローンや各種手続きで必要になる場面があります。


令和7年分の確定申告期間は、2026年2月16日(月)から3月16日(月)までです(2026年は3月15日が日曜日のため)。
なお、還付申告のみの場合は、1月から提出できるケースもあります。
早めに申告すれば、還付金の受け取りもスムーズです。


今年こそ、確定申告を「ギリギリ作業」から「サクッと完了」に変えて、気持ちよく春を迎えましょう。


マイナンバーカードがなくても申告できる!「ID・パスワード方式」という選択肢

「まだマイナンバーカードを作っていない」「申請中で間に合わない」という方もいると思います、
そんな人は、e-Taxで確定申告を行う方法があります。
それが「ID・パスワード方式」です。


これは、税務署で本人確認を行ったうえで発行される利用者識別番号(ID)とパスワードを使い、マイナンバーカードを使わずにe-Taxへログインする方法です。
この方式の大きなメリットは、NFC非対応のスマホや古い端末でも申告手続きを進められる点にあります。


申告書の作成・送信自体はスマホから行えるため、「カード読み取りでつまずく」というストレスを避けられます。
ただし、ID・パスワード方式を利用するには、初回のみ税務署での本人確認が必要です。


運転免許証などの本人確認書類を持参し、窓口で手続きを行います。
所要時間は比較的短いことが多いものの、2〜3月の繁忙期は混雑する場合もあるため、余裕をもって行動するとよいでしょう。